家族や友人など周囲の方へ
自分の大切な家族や友人が被害にあうと、動揺してしまい、どうしてあげたらいいのかと途方にくれてしまうことがあります。またなんとか家族だけで対応しようとして、かえってケアや支援が遅れてしまうこともあります。
被害の体験を乗り越えようとする人を支えるために、できることがあります。多くの人は、自分のことを大切に思ってくれる人とのつながりに支えられて、安全と安心を取り戻し、回復していきます。
周囲の方ができること
- まずは本人のそばにいて下さい。本人はあなたから温もりを伝えてもらい、一人ではないと感じます。
- 本人の話に耳を傾けましょう。その内容を疑ったり決めつけたりしないでください。
- 本人が望んだ場合には、どんな対応をすればいいのかについて、情報を調べることができます。
- 腹立ちのあまり、被害を受けた本人を責めないでください。
- 被害を受けた人は傷つき、弱くなっています。説教や励ましは被害を受けた本人にはつらいだけです。
- あなたが良かれと思ったとしても、~すべきなどの指示的対応はやめましょう。
- 心とからだに起きる症状は、徐々に回復しきます。それでも数ヶ月はかかります。長い目で見守ってください。
- 加害者に対しては強い憤りを感じるかもしれません。でも先走らずに、まずは本人の回復のペースを大切にしましょう。
家族や友人のご相談も受けています
そしてそばにいるあなたご自身もケアしましょう。怒りや罪悪感など、あなたが抱える気持ちについて、他の人からサポートを受けることも大切です。SARC東京では、家族や友人など周囲の方のご相談も受けています。
03-5607-0799 SARC東京ホットラインまでお電話をください。